『湖のほとりに野宿するおじいさんと孫。空が白味はじめ、水面には朝霧がゆれる。コウモリは寝床にいそぎ、かえるたちが木の葉に遊ぶ・・・。』 ポーランドの絵本作家、シュルヴィッツ。淡い水彩を自由に使いこなす画風は日本でも人気です。 「よあけ」は、朝の静けさと それをむかえる喜びや期待を見事に表現した彼の代表作ですね。 青を基調にした深い闇から、紫の夜明け、そして、緑が溢れる瞬間の神々しさに 誰もがやすらかな気持ちになるはずです。