「あの、棒みたいな物はなあに?」 雪の日、お庭を見つめてマルチンくんが お母さんに尋ねました。 「あれはね、りんごの木っていうのよ。」 絵本作家ペチシカはこの本で、りんごの木と幼い男の子のふれ合いを丁寧に描きました。 雪の季節から、芽生えの頃、暑い夏、そして、実りの秋。一年間のりんごの変化が優しく語られています。 りんごの実を収穫したマルチンくんの笑顔の素敵なこと。あなたもきっと、りんごが食べたくなりますよ。